静岡県静岡市清水区の人工透析・泌尿器科【杉山クリニック】
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  • 人工透析 食事のポイント

    透析患者様にとって食事療法は
    とても大切な事です。
    そんな方に少しでも
    お役に立てていただければと思います。

    食事療法の大切さ

    食事療法というと、難しく考えてしまいがちです。真剣に取り組もうと、成分表をごらんになって食べてはいけない!と神経質になってしまう方もいらっしゃると思います。
    食べてはダメと制限するのではなく、まずは普段通りのお食事から、少し加減してみてください。血液検査できちんと管理・指導いたしますので、まずはしっかりと食べることを心がけてみましょう。

    日常生活を今までと変わらず過ごしてほしいと願う私たちから、患者さんや家族の方に透析治療の大切な一部、食事療法に少し気を使っていただきたいと思っています。

    食塩と水分には気をつける

    塩分をたくさん摂りすぎてしまうと血液中の塩分の濃度が濃くなります。それを薄めようとして体は、たくさん水分をほしがります。
    そうすると、水分に気をつけてほしい患者さんには注意してほしい項目のひとつとなります。
    水分の取りすぎはむくみの原因になってしまいます。

    塩分量と減塩の工夫

    塩分量と減塩のための工夫です。
    塩分は支持された量を守り、
    水分摂取を減らしましょう。

    調味料類の塩分1gの目安

    • 食塩
      (小さじ1/5杯)

    • 醤油
      (小さじ1杯)

    • 減塩醤油
      (小さじ2杯)

    • ウスターソース
      (小さじ2杯)

    • コンソメ
      (小さじ2/5杯)

    • 和風だし顆粒
      (小さじ1/2杯)

    • みそ
      (小さじ1と1/3杯)

    • ケチャップ
      (小さじ1と1/2杯)

    加工食品に含まれる塩分量

    食品名 目安量 グラム数 塩分量
    パン 6枚切り1枚 60 0.8
    たらこ 親指大 20 0.9
    あじの干物 中1枚 60 1.3
    めざし 中2尾 40 1.1
    しらす干し 大さじ1杯 10 0.4
    かまぼこ 1.5cm厚2切 40 1.0
    はんぺん 中1枚 80 1.2
    さつま揚げ 小判型1枚 30 0.6
    焼きちくわ 半分 40 0.8
    ウインナー 1本 20 0.4
    ロースハム 1枚 20 0.5
    ボンレスハム 1枚 20 0.6
    ベーコン 1枚 20 0.4
    プロセスチーズ スライスチーズ 20 0.6
    3角チーズ 25 0.7
    マーガリン 小さじ2杯 10 0.1
    マヨネーズ 大さじ
    山盛り1杯
    15 0.3
    フレンチ
    ドレッシング
    大さじ
    軽く1杯
    10 0.3

    カリウムを取りすぎない

    血液中にカリウムがたまりやすくなり心臓機能障害がおきやすくなります。生野菜・果物などに多いので、ゆでこぼしたり、水にさらしてみたり工夫をしてみて下さい。果物では、缶詰めを利用したりするのもオススメです。
    シロップには、カリウムが溶け出している事もあるのであまり、摂取しないように気をつけてください。

    カリウムコントロール

    カリウムコントロールのためのポイントです。
    1日のカリウム摂取量は
    1,500mg以下に抑えましょう。

    血清カリウム値と危険度

    • 野菜やフルーツの食べる量は
      多くありませんか?
    • 肉や魚、牛乳などの副食は
      摂取しすぎていませんか?
    • 豆類(大豆・納豆煮豆・ピーナッツ等)の食べ方はどうですか?
    • イモ類は食べ過ぎていませんか?
    • 海そう類(わかめ・昆布等)の食べ方は
      どうですか?
    • 100%果汁のトマト・野菜ジュースは飲みませんでしたか?
    • 食事全体量、食事のバランスに
      問題はありませんか?

    表を目安に、1日のカリウム摂取量は1,500mg以下に抑えましょう。

    ※太字の数字がカリウム含有量(単位mg)

    リン・たんぱく質には注意

    リンがたまると骨の弱化や腎機能低下を起こしてしまいます。
    リンはたんぱく質の中に含まれています。そのため、たんぱく質に注意する事でリンも制限することが出来ますが、制限しすぎるとたんぱく質不足にもなってしまうので、ご相談していただける事が1番ですので、お気軽に声をかけてください。