食事療法というと、難しく考えてしまいがちです。真剣に取り組もうと、成分表をごらんになって食べてはいけない!と神経質になってしまう方もいらっしゃると思います。
食べてはダメと制限するのではなく、まずは普段通りのお食事から、少し加減してみてください。血液検査できちんと管理・指導いたしますので、まずはしっかりと食べることを心がけてみましょう。
日常生活を今までと変わらず過ごしてほしいと願う私たちから、患者さんや家族の方に透析治療の大切な一部、食事療法に少し気を使っていただきたいと思っています。
塩分をたくさん摂りすぎてしまうと血液中の塩分の濃度が濃くなります。それを薄めようとして体は、たくさん水分をほしがります。そうすると、水分に気をつけてほしい患者さんには注意してほしい項目のひとつとなります。水分の取りすぎはむくみの原因になってしまいます。
血液中にカリウムがたまりやすくなり心臓機能障害がおきやすくなります。 生野菜・果物などに多いので、ゆでこぼしたり、水にさらしてみたり工夫をしてみて下さい。果物では、缶詰めを利用したりするのもオススメです。シロップには、カリウムが溶け出している事もあるのであまり、摂取しないように気をつけてくださいね。
リンがたまると骨の弱化や腎機能低下を起こしてしまいます。リンはたんぱく質の中に含まれています。そのため、たんぱく質に注意する事でリンも制限することが出来ますが、制限しすぎるとたんぱく質不足にもなってしまうので、ご相談していただける事が1番ですので、お気軽に声をかけてくださいね。