最近の透析新規導入患者様は、
などが増加しています。
そのため、おひとりひとりの病状が多岐にわたり、血液浄化の方法も画一的ではなく、個々の方にあった血液浄化療法が求めらるようになっています。
当院にて行っている血液浄化療法の種類をあげてみます。
この方法が通常、用いられています。
ハイパフォーマンス膜のダイアライザーの使用することで、拡散により小分子量代謝産物から、低分子量蛋白領域の物質まで除去します。
現在当院では、このハイパフォーマンスダイアライザーを用いています。
HDFは濾過膜を介して物質を除去する方法と拡散による物質除去を組み合わせて、小分子物質から低蛋白領域物質までの除去効率をより高めることが可能となりました。
当院では透析液の清浄化を進め、on-line HDFも行うことができるようになりました。
この透析液の清浄化は、HDにおいでも重要であり、機器の保守、点検、エンドトキシン、細菌の検査等を行い、透析液の浄化を当院も積極的にすすめています。
このように、血液浄化法の選択肢が増えたことで、今まで以上に、患者様のそれぞれに対して浄化療法、透析時間、回数、ダイアライザーの種類、大きさなどの選択し、より適した血液浄化治療を行うことができるようになりました。
とくにon-line HDFは平成22年4月より、厚生労働省の基準が定められ、保険請求が可能となりました。
当院ではこの新基準に適合した機種にて、on-line HDFを実施しています。